2022/02/04
100均のオリジナル缶バッジ作成キットで缶バッジを作ってみた!
こんにちは。バッチリ缶バッジの中の人です。
皆さんは100均、百均、100円均一、様々な言い方がありますが、みなさん所謂100均ショップに良く行かれますか?ダイソー、セリア、キャン★ドゥなど様々な100均が日々私達の暮らしを便利にしてくれていますね。
品物の種類が豊富で料金も安い100円ショップですが、最近は私のようなオタクの方向けのグッズが多数あるという情報をこの度キャッチしました。
これはチェックしなくては!と、さっそく近所の100円ショップに向かいました。そんな中で缶バッジ作成を生業とする私には無視できない100円ショップの缶バッジシリーズ「ヲタコレ」などもありオタクに向かいました。やはり同じドキドキを出会いましたので今日はそんな「100円均一缶バッジの作成レポート」をお届けしようと思います。
最高品質のオリジナル缶バッジを最速で作成したいという方はこちら
まずは作成セットを求めて100円ショップに行ってみた
まずは缶バッジ作成ができるセットを探しに100均に向かいました。場所は浅草の某所、このあたりでは割と大き目のフロアにお店はありました。
キャンプ用品やキャラクターグッズも売られていたりと、最近の品ぞろえの豊富さを早速実感しつつ物色開始です。
文具、雑貨コーナーを見てみると、その一角にありました!
痛バック、バッジやアクキーを飾るコレクションケースや保護カバー等々
なるほどなるほど、最近のオタクの皆さんはこういった品物でグッズの管理をしているんですね。
これらの管理グッズについてはまた別の機会にお話しするとして今回、お店の中でびっくりする商品を見つけました!
缶バッジ作成キットです!!!!!
缶バッジ作成キットはは無地のシルバー素材のパーツが表面部分になります。安全ピンがついているバックパーツも。サイズは32mmですね。このくらいのサイズが作りやすいかもと思いながらなぜ32mmなのかと考えたりしていました。
ちなみに、缶バッジには当然よく作成される人気のサイズというものがあるのですが、それがかつては32mmが一番人気でした。
そのあたりは↓の記事で説明しています。
オリジナル缶バッジ人気のサイズ?「昔は32mm。今は57mm」
さて、作成セットの続きです。
通常機械を使って巻き込まないといけない缶バッジがこの作成キットではマシンなしで作れる?!
しかも100円で?!
どういうこと?!
予想外の無地商品の登場に思わず動揺しつつも一つ買ってみることにしました。私達作成プロにとってはこの作成セットは恐ろしい存在です。。。。
そしてこういう作成用のセットをこのブログで紹介することは破壊的イノベーションと言えるのではないでしょうか・・・。あとで怒られないかな。。。
ちなみに購入したのは32㎜でしたが、他のサイズの缶バッジもございました。あな恐ろしや100均……。
セットを使って100均製缶バッジを実際に作ってみよう
さて、せっかくなのでこの100均缶バッジ作成キットで実際に缶バッジを作成してみましょう。
まずは作り方、作成の仕方を確認します。
あ、フィルムはついていないんですね。
バッチリ缶バッジでバッジを作成する場合、保護用の透明フィルムをかぶせて作るのですが、このキットは紙や布を手作業で巻き込んで接着剤を使ってくっつけるそうです。なるほどなるほど
保護フィルムなくていいんかな?なんて半信半疑のまま作り始めます。
ちなみに裏面のパーツですが、針が取れて落っこちたりしないように安全ピン仕様となっていました。
さり気ない配慮にまた驚きです。くそう。
これを作った人、オタクの気持ちをわかっていますね。くそう。
100均缶バッジを作ってみた①紙を使う
では、まず用紙を使ってバッジを作ります。せっかくなので無地ではなくデザインをプリントしてみました。
キットに備え付けられているの専用の台紙にこちらで印刷をした用紙を切って貼ります。台紙に合わせて用紙をカットします。缶バッジのプレスに耐える用紙の厚さがある為、台紙に貼るという工程になっているようです。
きっと無地よりもいいはず。自力で巻き込むためか*まきしろがだいぶ大きめです。
まきしろ=缶バッジの「フチ」の部分のこと。缶バッジを巻き込む部分になります。
紙を切ったら次は表面のパーツの裏側(ややこしいですね)に接着剤を塗ります。
内側に折り、巻き込んでいくので中心ではなく縁の部分にしっかり塗っていきます。
接着剤を塗ったら、切った紙の中心にパーツを置いてまきしろを折り込んでいきます。
上手く縁に沿って折りこんでいかないと綺麗な丸にならないので、この巻き込み部分が一番重要な作業です。
指を接着剤だらけにしつつも、なんとか無事紙を折りこむことが出来ました。
最後に裏面のパーツに接着剤を付けて二つのパーツをくっつけます。用紙の厚さによってやりやすさが違うかもしれません。厚みがない方が巻き込みはしやすいかも。でも厚さがないと丈夫なものが作れない。程よい厚さを見つける必要がありそうです。
表の向きに気を使いつつ、裏面も外れることのないようにしっかりと接着剤を付けて完成!!
無事出来上がりました!
裏面が接着剤だらけですが、ぱっと見はわかりませんね。かわいいバッジが出来上がりました!
しかし、やはり保護フィルムがないのが気になるところです。印刷した用紙がむき出しだとやはり水濡れに弱いです。ここは手書きの色鉛筆などの方が強いくらいですね。ただやはり用紙がむき出しは汚れも付きやすいです。
なにかフィルムになるようなものはないか、そしてなにかもっと面白いバッジが出来ないか……
凝り性のオタク心がうずき始めました。
そんなことを考えながら次のバッジを作り始めました。
100均缶バッジを作ってみた②紙+セロファン
さて、無事紙でのバッジ製作に成功しました。紙の無地の缶バッジというのもいいかも。例えば無地のマグネットにして授業に使ってもらうような用途の無地缶マグネット。これは商品化できるのではないか!?そんなことを思いつつ。
今度は応用してこのバッジ作成キットの特性を生かしたものを作ってみました。
私達が普段作る時はフィルムと印刷部分を一緒に巻き込みます。フィルムは75ミクロンという厚さで程よく缶バッジを保護してくる厚みがこの75ミクロンという厚さだと昔先輩に教わったことがあります。
さて、先ほどと同じように紙を表面パーツに折り込んでから、もうちょっと派手にしようと同じく100均で買ってきた立体シールも表面に貼り、それをセロファンでくるんで裏面パーツを接着しました。
出来上がりました!!
セロファンで表面を巻き、キャンディのような缶バッジが出来ました!ちょっと接着で手間取りましたが無事作れて良かったです。
バッチリ缶バッジでの製造方法では、表面パーツをセロファンで巻き込むというのは難しいのですが、裏面を後付け出来るこのキットならこんなかわいいバッジも作れました!
セロファンのなかにビーズなどを入れてシャカシャカと中身が動くのも面白いですね。フィルム替わりにもなりますね。
ビーズも買っておくべきでした。このように缶バッジを飾るという感覚が特に最近多くの方の中に浸透しているのを感じます。
飾る缶バッジと言えば缶バッジスタンド。こちらも現在人気の缶バッジですのでぜひチェックを!
100均缶バッジを作ってみた③布
パーツはまだ2個残っています。
次は紙ではなく布で作ってみました。
ちょうど社内にいらないTシャツがあったのでこちらを拝借、大胆に柄部分をカットして織り込んでいきました。
いけんじゃん!
Tシャツからこんなかっこいい布バッジが出来上がりました!
布の方が折り込みも接着もきれいにできたので、このキットは布を使ったバッジを作るのに適しているようです。布なら無地でも味があっていいかもしれない!厚さも程よいですね。布の缶バッジは生地の厚さによってうまく仕上がる場合とそうでない場合があり難しいのですがこのキットの場合生地の厚さに左右されなそう。
バッチリ缶バッジが提供する布プリント缶バッジ作成についてはこちら
100均缶バッジを作ってみた④布+リボン・ビーズ・マスキングテープ
最後の一個は布と、100均で一緒に買ってきた小物でもうひと手間加えたものにしました。
布を折り込みリボンを挟んで裏面パーツを接着します。裏面はこれで完成!
表はマスキングテープを貼ったり、ビーズを接着剤で貼り付けて完成!
リボンを付けることによってロゼット風に、更にビーズとマスキングテープで飾り付けた結果、華やかでかわいいバッジが出来上がりました。すばらしい。これはむしろ無地の上に装飾をした方がいいかもしれない、と生来の怠け者の私は思ってしまいました。
ロゼットもバッチリ缶バッジの製造方法では作ることは難しいのですが、後付けパーツのおかげで無事完成しました。
缶バッジを100円ショップの商品を使っておしゃれに飾りたい方はこちら
100円均一 vs バッチリ缶バッジ 価格・製作日数の比較
最小ロット(50個)のノーマル缶バッジ(フックピンタイプ)のコスト表はコチラ!
サイズ | 25mm | 32mm | 38mm | 44mm | 57mm | 76mm |
価格 | ¥38 | ¥47 | ¥56 | ¥65 | ¥71 | ¥85 |
今回お試しをした100円均一の缶バッジが32mmで5個制作できるので、50個の缶バッジを制作するとして、バッチリ缶バッジと比較しました。
100円均一 | バッチリ缶バッジ | |
費用 | 1,000円 | 3,350円 |
製作日数 | 1日 | 5日~7日程度 |
仕上がり | ほどほど | バッチリ綺麗 |
※バッチリ缶バッジの費用には、商品合計、消費税、送料(1,000円)が含まれております。
費用、製作日数は圧倒的に100円均一が上ですね。お引き取りの場合、送料がかからない場合もございますので、お近くにお住まいの方は、引き取りサービスを是非ご活用ください!
比較した缶バッジの詳細が見れるページはコチラ↓
感想
偶然見かけた製作キットでの缶バッジ製作でしたが、やってみるとなかなか楽しかったです。
作りながら「こうしてみたらどうなるかな?」「この材料使ってみたら面白いのでは?」
など色々考えながら作業する過程と、完成した時の達成感はものづくりの大事な部分だなと改めて感じたところです。
しかし手作りだとどうしても強度が頼りない部分が出てくるので、しっかりした作りのバッジをたくさん作りたい場合はやはり業者を利用するのがおすすめです。
リアライズのバッチリ缶バッジは最低50個から製作可能で、布を使ったバッジも製作可能です。
自分で作るか業者で作るか……ご自身の用途に合わせて、ものづくりを楽しんでください。
そして、個人の方向け、自分の為だけ缶バッジセット制作サービスもあります。
スマホの中の思い出の写真を6枚選んで6個セットの思い出が形になります。
リアライズの運営する「CANROLL」というサービスです。
ぜひ一度サイトを覗いてみて下さい。
ちなみに今回は缶バッジそのものでしたが、100均では缶バッジを収納する為のケースや収納する為の便利グッズ、缶バッジを保護するカバーやクリアホルダーなどオタ活グッズとも言えるものが豊富にあります。ぜひ以下の記事もご覧になって下さい。
100均グッズを使って缶バッジをうまく収納できる飾り方をご紹介
缶バッジを飾ったり、収納したり、保護したりするオタ活を”缶活”と名付けたいと思います!
その他、様々な缶バッジの紹介については下記からご確認くださいませ!
そして、ご自身で作ったバッジを長い間使い続けたいという方は保管方法について書いてあるこちらの記事も合わせてご覧ください。