みなさま、こんにちは! 旅行に行きたいけれど行けないもどかしさを、また旅行できる日の楽しみに これまでめぐった国内外の旅先で出会った缶バッジや旅に関するグッズのお話をさせていただく「旅先缶バッジ」。 第五弾は、フランスのラスコー(Lascaux)洞窟。 ラスコーといえば、2016年から2017年にかけて上野の国立科学博物館で開催された「ラスコー展」を思い出す方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ■ラスコーの洞窟について モンティニャック(Montignac)にあるラスコーの洞窟は、1940年のある日、愛犬を探していた4人の少年が偶然に発見した。 中には先史時代の美しく迫力満点の壁画が完璧に残っていた。 オーリニャック文化期からマドレーヌ期までさかのぼる壁画には牛や鹿、馬などの動物が見事に描かれている。 現在洞窟は立ち入り禁止だが、200メートルほど離れたところに同じ規模の複製洞窟(ラスコーⅡ)があり、寸分違わず再現された壁画を観賞できる。 参照:Explore France ラスコー洞窟の壁画は先史時代の美術作品で、洞窟の側面と天井面には20,000年前の後期旧石器時代のクロマニョン人によって描かれた壁画が残っています。 馬・山羊・羊・野牛・鹿・かもしかなど100点以上の動物、人間・幾何学模様の彩画、刻線画、顔料を吹き付けて刻印した人間の手形が500点もあり、壁画には1~5メートルに余るものまであるそうです。 この洞窟遺跡のあるベゼール渓谷の装飾洞窟群は1979年に世界遺産の文化遺産として登録されています。 かつては洞窟が一般公開されていましたが、二酸化炭素などによる壁画の急激な劣化によって洞窟は閉鎖されたそうで、 現在は複製洞窟(ラスコーⅡ)で再現された壁画を見ることができます。 ■2014年の訪問 筆者がラスコーⅡに行ったのは2014年。 ボルドーに住んでいる友人を訪ねた時に連れて行ってもらいました。 洞窟はガイド付きのツアーで見ることができ、本当にたくさんの動物や人間の手形が描いてありました。 印象的だったのは大きく描かれたバイソンの絵でした。 洞窟という密室で見たせいもあってか、天井からの迫力がものすごかったのを記憶しています。 ■ラスコーの…