「缶バッチは何でできていますか?」素材や保存方法、サビの対処法の悩みについて回答します!

様々な種類の缶バッジ

みなさんこんにちは、バッチリ缶バッジのバッチリ店長です。

オリジナルの缶バッジを作成するときに、素材って気になりますよね。

どの素材が加工しやすくてサビに強いのかは特に気になるところだと思います。

今回は、オリジナルのグッズを製作をするうえで押さえておくべき知識を解説していきたいと思います。

作成したオリジナル缶バッジをサビから守る方法や、サビてしまったときの対処方法も一緒にご紹介するので、やってみてくださいね。

1.オリジナル缶バッジを作成するときに使う基本的なもの

オリジナルの缶バッジを作成するときに使用する基本的なものがあります。

それは缶バッジ表側のパーツ(シェル)と缶バッジの裏側になるバックパーツです。

缶バッジのシェルパーツ

画像左:バックパーツ 画像右:シェル

 

 

 

 

表側のシェルはオリジナルイラストやデザインがくるので、素材自体が表に出ることはありません。そのため気にする人はあまりいないと思いますが、裏側のバックパーツに素材が思い切り出るので意外と素材選びは大事だったりします。

バックパーツは缶バッジの用途を決める役割もあります。

「安全ピン」・「クリップピン」・「フックピン」・「ミラー」・「マグネット」・「スタンド」など、使いたい場面によって選べるので、迷ってしまいますね。

シェル、バックパーツに並んで大切になるのが透明のフィルムです。

オリジナルイラストやデザインを保護したり傷や汚れ防止にもなるからです。

しかし、この透明のフィルムは必ず必要というわけではなく、「布」・「刺繍」・「木製」などには使用しません。

「メタリック」・「ホログラム」・「オーバーホロ」・「マット」も透明フィルムは使用しません。

~オリジナル缶バッジを作成する際に使用する基本的なもの~

・シェル(表側)
・バッグパーツ(裏側)
・保護フィルム(必要に応じて)
・オリジナルイラストやデザインを印刷した印刷紙

2.オリジナル缶バッジに使われる土台パーツの素材について

オリジナル缶バッジを作成するときに必要な基本的なものはお分かりいただけたと思います。

実はパーツとなる素材の種類も豊富なのです。

2-1.ブリキ素材

缶バッジの土台パーツは基本的にはブリキで、錫(すず)メッキ加工された薄板が用いられます。コストの安さや錫メッキによる「防錆効果」「加工のしやすさ」を兼ね揃えています。

錫メッキでブリキ素材を加工することで変色も防ぐことができます。

2-2.スチール素材

スチール素材は「重く、丈夫で加工しやすい」のが特徴で、「サビに最も強い」素材でもあります。

スチール缶の飲み物が売っていたりするので、知っている人も多いと思います。

サビに強いのですが、純度100%の鉄は缶バッジの素材として使用するには脆いので、あまりオススメはできません。

熱に弱いので、夏場やドライヤーなどの熱さには注意が必要になります。

2-3.アルミ素材

アルミ素材は金属の中でも「特に軽く、加工がしやすい」という性質を持っています。

アルミ缶や食品用のアルミホイル、飛行機やロケットなど幅広く使用されていて、私たちの生活の中で1番身近な素材とも言えますね。

アルミ素材は軽い方なので、バッグや洋服にたくさんつけても重くなりにくいです。

そして、「強度が高いので変形しにくい」という嬉しいメリットがあります。

ただ、夏場の車内など熱くなりやすい場所に置いておくと火傷やケガの原因になるので、注意が必要です。

アルミ素材はリサイクルもできるので、エコで地球に優しいという面もありますよ。

2-4.ステンレス素材

ステンレス素材は「サビない鋼」と英語で名付けられるほど、サビに強い素材です。

金属アレルギーを持っている人でも、安心して触れることのできる素材でもありますね。

しかし、ステンレスの場合は加工しにくくコスト高になります。

「サビない鋼」と言っても、絶対にサビないというわけではなく、酸化して赤カビが発生してしまうことがあります。

サビているものと長時間触れていたら、サビが移ってステンレス素材でもサビてしまうこともあるので注意してください。

3.サビないようにするための保存方法とサビの対処法

先ほどご紹介した素材は、サビに強いと言ってもまったくサビないと言うわけではありません。

やはり、保存方法やサビ対策をしていないとサビてしまいます。

そこで、サビないようにする方法やサビてしまったときの対処法をご紹介したいと思います!

3-1.オリジナルの缶バッジがサビないようにするための保存方法

缶バッジがサビてしまう原因は、「湿気」「水分」です。

結論、「温度差がなく、湿気が発生しない場所で保存することが大切です。

お家やお部屋でそういった場所を探すのは大変ですし、季節によって温度差や湿気が発生してしまうと思います。

大切な缶バッジを保存するために、ちょっとした工夫をしてサビから守りましょう!

 

用意するもの

・ラップor小さい袋(缶バッジが入るくらいの大きさ)
・袋(ジップロックやチャックつきのもの)
・乾燥剤(100円ショップでも購入可能)

手順

①缶バッジを1つずつラップか小さい袋で包む。

②ジップロックやチャックつきの袋に入れる。

③乾燥剤を入れる。

④空気を抜きながらしっかり蓋を閉める。

たったの4ステップ!!

 

これで、空気に触れることがほぼないので密閉状態になります。

乾燥剤も入っているので、湿気も吸い取ってくれてサビにくくなります!

そして、乾燥剤はある程度使用すると効果が薄れていきますので、新しいのを入れ直すか復活させるかしなければいけません。(復活できるかどうかは説明文をご確認ください。)

あとは、「防錆剤」というのがあるので、乾燥剤の代わりに使用するのもいいかもしれませんね。

また、缶バッジをしまうときに乾いている布で汚れを拭き取ると更に効果的です!

缶バッジ収納ホルダー」というものもあるので、保存方法の候補としてもいいかもしれません。

保存方法でサビにくくなる比較写真もありますので、こちらの記事もどうぞ!

買った缶バッジがすぐ錆びる…どう保管すれば綺麗に使えるの⁉

3-2.オリジナルの缶バッジがサビてしまったときの対処方法

サビないようにしていても、サビが発生してしまうことがあると思います…

そのときは、サビを取ってキレイにしてあげましょう!

簡単なサビはあるもので取れることがあります。

それが「木工用ボンド」!!

どこの家庭でもお持ちの… とまではいきませんが、かなりお手軽なので試してみる価値ありです!

 

年季の入った頑固なサビはボンドで取るのは難しいので、

ホームセンターに売っている「錆びとり専用剤」を使うと取ることができますよ!

KURE 5-56」というサビ取りも、効果的でオススメです。

こちらの記事に比較した写真も載っているので、読んでみてください!

みなさまに質問です♪缶バッジのお手入れはどうしていますか?!

※木工用ボンドの本来の使用用途ではありません。

もし錆び取りを行う時は自己責任でお願いいたします。

4.バッグなどにつけたいオリジナルの缶バッジを守る方法

保存方法やサビてしまったときの対処方法をご紹介しましたが、バッグや洋服、ポーチなどいろいろな場所につけたいですよね。

なにもしないでむき出しでつけてしまうと、やはり汚れや傷で劣化が早くなってしまいます。

お気に入りの缶バッジがサビたり汚れたり傷がついたりしたら、わかっていても悲しい気持ちになってしまいますね。

そうならないために、予防できる優れものが100円ショップなどで購入できます。

それは、「保護カバー」です。

すべての大きさに対応しているかわかりませんが、大きさ別にカバーがあります。

安全ピン以外の部分を覆うことができるので、汚れや傷から守りながらつけられる優れものですね!

こちらの記事で細かく紹介しているので、合わせて読んでみてください。

【缶バッジを保護・保管したい方へ】缶バッジカバー/ホルダー/ケースを紹介!

 

5.「バッチリ缶バッジ」でオリジナルの缶バッジを作成!

バッチリ缶バッジ」では、自分だけのオリジナルグッズを作成することができます!

私たちに作成をお任せしていただくことも、【プロ仕様缶バッジマシン】で自身の手で作成することも可能です。

缶バッジの他にも、

アクリルキーホルダー

オリジナルTシャツ

オリジナルマグカップ

なども作成することができますので、【株式会社リアライズ】を覗いてみてくださいね!

 

6.まとめ

今回は、缶バッジ素材の種類と、作成したあとに役立つ保存方法やサビてしまったときの対処方法をご紹介しました。

・缶バッジの土台パーツは基本的にはブリキで、錫(すず)メッキ加工された薄板が用いられる。

・シェル(表側)/バッグパーツ(裏側)/保護フィルム(必要に応じて)/オリジナルイラストやデザインを印刷した印刷紙があれば基本的な缶バッジを作成できる。

・「温度差がなく、湿気が発生しない場所」で缶バッジを保存することで大事な缶バッジのサビを防ぐことができる。

 

今回の記事で面白かった、やってみたいと思って頂けたら嬉しいです!

大切なグッズこそ長持ちすると嬉しいですよね。

皆さんのヲタ活がより豊かなものになるように、今後もタメになる記事を投稿していきます!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

 

バッチリ缶バッジ バッチリ店長

この記事を書いた人

缶バッジライター
缶バッジ作成の専門業者『日本缶バッジ工業』です。缶バッジに関するコラム記事やお客様の声を紹介しています。