缶バッジのへこみを温めて冷やして直すのはNG!缶バッジメーカーが破損への対処法を解説

缶バッジ_直し方 _サムネイル

吹き出し_悩む男性
お気に入りの缶バッジがへこんでしまった

 

吹き出し_汗をかく女性
新品の缶バッジがへこんで届いた

 

コレクショングッズとして人気の缶バッジですが、長く所持しているとへこみやキズが生まれるかもしれません。

缶バッジの中には替えが効かない特別な物もあるでしょう。

しかし、缶バッジの直し方はあまり知られていません。

そこで缶バッジメーカーでもある本サイト『バッチリ缶バッジ』が、缶バッジの直し方や破損時の対処法を解説します。

缶バッジのへこみや初期不良などで悩んでいる方はぜひ最後までご覧ください。

缶バッジのへこみの直し方

缶バッジはアルミやスチールの薄い金属が材料として使われているので、材質的にもへこみやすいです。

へこんだ缶バッジ の例

「簡単にへこむなら修理も簡単?」と思うかもしれませんが、缶バッジの修復には変色など様々な問題があります。

その中でも缶バッジの有効な直し方として、以下の2つを紹介します。

  1. 細い棒で裏側からへこみ部分を押す
  2. 分解して原稿を取り出す

手元にへこんだ缶バッジがある方は、この後の解説を読みながら実際に修理してみましょう。

【関連記事】:缶バッジは基本的に不燃ごみ!捨て方の例を缶バッジメーカーが解説

細い棒で裏側からへこみ部分を押し戻す

缶バッジを直すには、細い棒で裏側からへこみ部分を押し戻すのがおすすめのやり方です。

直し方の手順としては以下の通りになります。

  1. 綿棒の先端を斜めにカット
  2. 綿棒を90度くらい曲げる
  3. 安全ピン取り付け部分の穴から綿棒の先端を挿入

写真で解説すると、以下のように綿棒の綿を落とすように片側をカットします。

綿棒をカットする

斜めにカットできるとへこみを押し返しやすいです。

そして綿棒を以下のように90度くらい曲げましょう。

綿棒を曲げる

最後に以下のように缶バッジの隙間から、綿棒でへこみを押します。

缶バッジの裏の隙間からへこみを押す

うまくへこみを直せない場合は、缶バッジを分解する方法もあります。

缶バッジを分解して原稿を取り出す

缶バッジを分解して原稿(表のデザイン部分)を取り出して、ダイソーやセリアの缶バッジ作成キットなどでリメイクする方法もおすすめです。

【関連記事】:【画像あり】100均の缶バッジ作成キットで作るオリジナル缶バッジの作り方

缶バッジに限らずキーホルダーやプラスチックバッジにしてもいいでしょう。

なお、当サイト『バッチリ缶バッジ』では「缶バッジ製造マシン」のレンタルサービスを行っています。

缶バッジマシンのレンタルサービス

缶バッジマシン-レンタルサービス

缶バッジの本体や保護フィルムをセットでお届けするので、プリント部分があればすぐに缶バッジをリメイクできるでしょう。

缶バッジメーカーは修理・製作ができない

キャラクターやアイドル、企業のロゴが入った公式アイテムの缶バッジは「著作権」や「商標権」の関係で缶バッジメーカーは修理・リメイクができません

ただし、個人が趣味の範囲でリメイクするなら問題ありません。

缶バッジのへこみを温めて冷やすのはNG

缶バッジのへこみを熱して冷やす修理方法は、インターネット上でよく見かける回答だと思います。

金属部分を熱して冷やすことでへこみを直すのは、車の修理にも使われる方法です。

しかし、缶バッジのへこみを直す方法としてはNG。おすすめできません

なぜ、車はOKで缶バッジはへこみを温めて冷やすのはダメなのか。

それは缶バッジが車などに比べてサイズが小さいからです。

缶バッジがさらに歪むリスクがある

缶バッジは大きくても76mmです。グッズなどでは57mm。小さいものでは25mmです。

それだけ小さい缶バッジのへこみ部分を、ドライヤーを使ってピンポイントで温めるのは現実的ではないでしょう。

缶バッジ全体が温まった状態でへこみを直そうとして、他の部分も歪むリスクがあります。

熱湯で温めるとサビが広がる可能性がある

缶バッジを温める際にドライヤーではなく、熱湯で行う方法もあります。

しかし、缶バッジは金属のため水に濡れるとサビやすいです。

すでにわずかなサビがある場合は、もっとサビが広がる可能性があるでしょう。

ご自身も火傷をするリスクがあるので、止めておきましょう。

缶バッジが変色する可能性がある

缶バッジの表には写真やイラストがプリントされていますね。

これらのインクが熱によって変色する可能性もあるでしょう。

へこみが直っても缶バッジのデザインが崩れるかもしれません。

直せるかもしれませんが、これまで説明してきたようにデメリットの方が大きいのでやめておきましょう。

缶バッジの破損への対処法を解説

缶バッジにはへこみ以外に以下のような破損があります。

  1. 表面のキズ
  2. プリントの剥がれ
  3. 安全ピンが外れた

へこみの直し方と一緒に覚えておくと良いでしょう。

缶バッジの表面のキズは磨く

缶バッジのキズは、歯磨き粉や目の細かいコンパウンドで磨いて対処する方法があります。

しかし、キズは完全に直せるものではなく、場合によってはさらに表面が削れるかもしれません。

そのため缶バッジカバーや保護フィルムで守るなど、事前対策が重要になってきます。

すでにキズがついた缶バッジでも、これ以上キズが増えないように保護していきましょう。

缶バッジの剥がれはカバーを交換して保護する

缶バッジの印刷面の上には、プラスチックのフィルムが貼ってあります。

そのため長年使わないと、印刷が剥がれることはありません。

もし、心配ならば専用の缶バッジカバーをつけるといいでしょう。

ただし、カバーをつけっぱなしで放置してしまい印刷が剥がれてしまうこともあるようです。

缶バッジを持ち歩く時以外はカバーを外したり、こまめに交換したりして解決できます。

缶バッジのピンが外れた場合

缶バッジを長く使うと安全ピンも外れやすくなり、どこかで落とすリスクがあります。

針がゆるくなって落ちそうになった場合、針の先にピアスのストッパーをかませたり、接着剤をつけたりして事前に対処しましょう。

稀なケースですが金属部分の劣化によって、安全ピンごと外れてしまうこともあります。

その場合は、バッジとピンの接合部を精密ドライバーやピンセットで締め直してください。

仕上げに接着剤を1滴流し込むと、缶バッジの強度も上がるのでおすすめです。

へこんだ缶バッジが届いた場合の対処法

缶バッジはコレクションアイテムの定番です。

公式の通販サイトで新品を購入したり、メルカリやジモティーなどのフリマアプリで個人取引を行うこともあるでしょう。

その際によくあるトラブルとして「へこみや傷がある缶バッジが届く」ことがあります。

もしも初期不良やへこんだ缶バッジが届いた場合に備えて、対処法を紹介します。

【関連記事】:缶バッジの梱包と発送方法!1個なら定形郵便・5個以上なら定形外がおすすめ

事前対策として出品者や発送方法をチェック

事前対策として缶バッジを購入する前に、相手の取引履歴や評価などの出品者情報をチェックしておきましょう。

もしものために、販売者(企業)のアカウントや所在地をスクリーンショットして残しておくのも有効です。

また、フリマアプリの場合は相手の発送方法もメモをするなり情報を控えてください。

出品者・販売元に問い合わせる

へこんだ缶バッジが届いてしまった場合、出品者・販売メーカーに返金できないか問い合わせましょう。

その際に交渉材料として梱包状態や届いた商品の状態を写真で撮っておきます

証拠として提出できればフリマアプリなど個人の出品者でも、対応してくれる可能性が高まるはずです。

もしも、出品者側が応じてくれない場合は、フリマサイトの運営に問い合わせてみましょう

まとめ 缶バッジのへこみは綿棒で押し返す

缶バッジのへこみは綿棒など細い棒で押し返して直します

温めて冷やして直す方法もありますが、缶バッジが変色するリスクがあるのでおすすめできません。

缶バッジがさらに歪むデメリットもあるので、プリント部分を取り出してリメイクするのも選択肢です。

もしも新しい缶バッジを購入したい場合は、缶バッジメーカーに相談してみましょう。

バッチリ缶バッジで高品質の缶バッジを作りたい方はこちら

バッチリ缶バッジで缶バッジを作るバナー画像