フォントを大切にする文化
突然ですが、「天浜線フォント」をご存じですか?
正解は、静岡県の天竜浜名湖鉄道(通称:天浜線)で生まれたフォント。
実は天浜線の駅名看板の一部の文字、元は国鉄時代の職人の方による手書き文字なのです。
独特の丸みとバランスを持ち合わせていますね。
見れば見るほど味わい深いこの手書き文字を後世に残すため、デジタルフォントとして「天浜線フォント」が制作されたのです。
天浜線フォントのWEBサイトの紹介文がこちら。
”天浜線フォントの魅力は「丸み」×「手書き感」!
親近感と温もりのある丸みを帯びた形に、手書きならではの筆運びや、筆致の細やかな違いをフォントでも再現しています。
現存する駅名看板から特徴を抽出し、存在しない文字にも天浜線フォント特有の雰囲気を追求しました。”
天浜線フォントはこちらから無料でダウンロードできます。
どこか懐かしい感じが漂う天浜線フォントを見ていて、以前掲載した「9文字レイアウト」というフォントにまつわる記事を思い出しながら、缶バッジやオリジナルグッズにも天浜線フォントを使用してみたいなぁと想像しながらサイトを見ていると‥
「天浜線フォント夏まつり2021」というものを発見!!
早速見てみました!
(画像:天浜線フォント夏まつり2021より)
主なイベント内容はこちらの3つ。
・新所原駅から掛川駅の対象の駅でスタンプを集めてクリアファイルがもらえるスタンプラリー
・駅名看板の写真を撮ってSNSで指定のハッシュタグをつけて投稿してオリジナル缶バッジがもらえるキャンペーン
・対象のお店の商品とフォトプロップスの写真を撮ってSNSで指定のハッシュタグをつけて投稿してオリジナル缶バッジがもらえるキャンペーン
このイベントでもらえるオリジナルグッズにはもちろん天浜線フォントが使用されています♪
フォントはデザインにおいて欠かすことのできない表現ツールです。
例えば、以前バッチリ缶バッジブログの缶バッジギャラリーでご紹介したこちら。
(「おえん」「てーぎぃ」たいくつ堂様より不思議な方言缶バッジ より)
(伊藤三時様より「レトロな色合いのレコードスタンドバッジ」 より)
こうしたフォントを中心としたデザインの缶バッジや、
(小粋なギャグを交えたゆるキャラ「しんじょう君」 より)
イラストやイメージによってフォントを使い分けてデザインされた缶バッジもあります。
オリジナル缶バッジはもちろん、缶バッジ以外のオリジナルグッズにも活用できます。
天浜線フォントのように、フリーでダウンロードできるフォントもたくさんあるので、デザインに行き詰ってしまった…という方は、フォントを探してみると発見やひらめきがあるかもしれません♪
参考記事:中日新聞
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