缶バッチと缶バッジの違いは?英語だと「badge」から「button」へ変化
缶バッジの呼び方でお悩みのみなさんこんにちは。
缶バッジを製作している『バッチリ缶バッジ』です。そんな我々が度々聞かれるのが「缶バッジと缶バッチどっちが正しいの?」問題。
そこで本記事では「缶バッジ?缶バッチ?問題」を解決していきます。
目次
缶バッジと缶バッチはどっちが一般的?
缶バッジと缶バッチ。結論から言えばどちらも正しい呼び方です。間違いではありません。
しかし、どっちが一般的なのか気になりますよね。
そこで「缶バッジ」と「缶バッチ」をそれぞれGoogleで検索しました。それぞれで表示されるページ数を見ていきましょう。
まず「缶バッジ」ですが約2830万件。
次に「缶バッチ」は約1260万件。
「缶バッジ」の方は倍近い検索件数にヒットしました。以上の結果を見ると一般的なのは「缶バッジ」と言えそうです。もちろん「缶バッチ」の1260万という数字も侮れません。
そもそも「缶バッジ(缶バッチ)」は戦後にアメリカから輸入されたと伝えられています。
そこで、英語ではなんと呼ばれているのか確認していきましょう。
缶バッジは英語でButton
缶バッジは英語文化の中で生まれたものです。
しかし缶バッジの英語表記は「pinback button(ピンバッチボタン)」です。
「あれ?缶バッジじゃないの?」と思われたかもしれませんね。実は缶バッジの元になるアイテムは「しるし・烙印」という意味の「Badge」と呼ばれていたようです。
缶バッジの語源はバッジ
缶バッジの発祥は1700年代後半のアメリカ。後にアメリカ合衆国初代大統領に就任するジョージワシントンが関わっています。
ジョージワシントンの選挙運動を応援する人達が、政治的な心情を共にする仲間の”しるし”として丸い鉄にエンボス加工を施したものがバッジの始まりと言われているようです。
やがて保安官のバッジ、軍人の階級をバッジで表すという英語文化につながっていくようです。
英語の「Badge」が語源のため、強いて正解を言えば『缶バッジ』の方が正しいかもしれません。
英語圏では「Badge」から「Button」に変化
「Badge」には「しるし、烙印、階級章」の意味があり、政治や軍人などのしるしとして使われていました。
やがてバッジが一般にも使われるようになるに連れて、階級を表す特別な「Badge(バッジ)」から衣服のパーツとして「Button(ボタン)」という呼び名に変っていったようです。
日本語でボタンというと指で押すボタンもイメージできますね。しかし英語圏では洋服のボタンのイメージの方が広く一般的なようです。
日本ではバッジで定着
日本では第二次世界大戦後に缶バッジが輸入されて以来「バッジ」の呼び名で定着。1970年代のアメカジブーム、ストリートファッションブームの際に「缶バッジ」という名前で浸透していきました。
日本の場合は広く一般的になるに連れて、発音しやすいバッチに変ったのかもしれません。
中国語で缶バッジは?
日本と言語や文化が近い中国で缶バッジはなんと呼ばれているのか。
調べてみると中国語では缶バッジを『別針徽章』と呼ぶようです。『別針』はピンを表し、『徽章』はバッジを表す様です。
中国語で書くと、とても高級なものに感じますね。
缶バッジの類義語は?
最後に缶バッジの「類義語」「似ているもの」を調べてみました。すると『ピンズ』というバッジを見つけました。
みなさんもピンバッジの呼び名で聞いたことがあるかもしれませんね。
使い方は缶バッジと同じですが、丸いフレームがないのが大きな違いです。
まとめ 缶バッジは缶バッジ呼びが一般的
缶バッジと缶バッチどちらも間違いとは言えませんが、Googleでの検索ヒット数を見ると『缶バッジ』が一般的な呼び方だと感じました。
缶バッジが生まれた英語圏でも元々『badge(バッジ)』と呼ばれていました。しかし現在は一般的なものとして『button(ボタン)』と呼ばれています。
なお、当サイトでは長方形やレコード型など珍しい缶バッジを揃えています。
缶バッジに興味がある方は「缶バッジ作成ラインナップ」からご確認ください。
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