2022/02/13
オリジナル缶バッジ製作のマシン、製造機の秘密を紹介します
【更新日:2023 年1月8日】
2000年代後半から急成長したオリジナル缶バッジの製作という市場。現在国内で年間に製造され消費されているオリジナル缶バッジは1億個程度と言われています。
そう考えるとバッチリ缶バッジが作っている量はまだまだなのですが・・・。そのくらい人気のあるオリジナル缶バッジですがどのような製造環境で作られているか、製造マシン・製造機に関しては意外な程に知られていません。
オリジナル缶バッジの作成に使われるマシンはアクリルグッズなどに比べると定番と言われるようなメーカーやマシンがあまりない為ではないかと思います。缶バッジの製作マシンは個人でも作成ができるようなものは出回っているのですが、プロ仕様のマシンはあまり市場には出回っておらずかくいうバッチリ缶バッジも自社開発のマシンを使って缶バッジの作成をしています。
といった事情もあって缶バッジ作成マシンはあまり市場では売買されておらず、情報があまり表に出ることもない様です。
そこで、
今回は缶バッジ製造のマシン、マシーン、あるいは製作キットなんて言われ方もされますが(確かにマシンよりも作成キットみたいな言い方の方が似合ってるタイプのマシンもあります笑)オリジナル缶バッジ製作マシンの紹介をしたいと思います。
ちなみに、バッチリ缶バッジではオリジナル缶バッジ製造マシンとパーツセットの販売も行っております。
「本格的に缶バッジを作成してみたい」「不良率の少ない高品質のパーツを探している」という方はぜひ販売ページも覗いてみてください。
オリジナル缶バッジ製造マシンの販売ページはコチラ!
国内製造で高品質な缶バッジパーツセットはコチラ!
どのような方に缶バッジマシンをおすすめしたいか、そのメリットデメリットをご案内している記事はコチラ↓
バッチリ缶バッジで購入できる缶バッジ製造機械は万能マシン
また、オリジナル缶バッジの人気サイズを紹介した記事が少し話題となっています。こちらの記事もぜひ参考にしていただけると嬉しいです。
オリジナル缶バッジ人気のサイズ?「昔は32mm。今は57mm」
オリジナル缶バッジの製造マシンはアメリカ製か中国製が多い
日本国内で出回っている缶バッジのサイズは32mmや57mmという中途半端なサイズが多いと思った事はありませんか?日本人の感覚だと30mm、35mm、40mmというサイズの区分がしっくりきますよね。それでも32mm、57mmというちょっと中途半端なサイズを見かけることが多いと思います。かくいうバッチリ缶バッジも製作ラインナップは32mm、38mm、44mm、と日本人の感覚からすると中途半端とも言えるサイズとなっています。
これは何故か?これは実は製造マシンの都合によるものです。
その答え。オリジナル缶バッジというものは元々アメリカ生まれ。そして今でも多くの缶バッジ製造業者はアメリカ製の缶バッジ製造マシンを使用しています。アメリカでは寸法を測るメインの単位はmmではなくinch(インチ)だという理由からです。
我々日本人にとっては、mm(ミリメートル)、cm(センチメートル)、という単位も充分外来なものだと感じられるのですが、このinch(インチ)という表記は古代ローマ時代に生まれ今でも欧米では身近な寸法の尺度なのだそうです。
という訳で、1インチ=2.54cmということからアメリカ製の缶バッジ製造機械はインチを採用したサイズ基準で製作されています。
25mm=1inch
32mm=1&1/4inch
38mm=1&1/2inch
44mm=1&3/4inch
57mm=2&1/4inch
76mm=3inch
となっています。なので国内の缶バッジメーカー毎に57mm缶バッジ、56mm缶バッジという表記のブレがあるのはこの為です。そして40mm、45mm、50mmなどmm表記で割り切れる数字のサイズで提供している業者さんは中国製のmmという寸法を採用したマシーンを使ってるということになります。(ちなみにマシン?マシーン?どちらが一般的でしょうか?私はマシン、かな)
国内で使用されている主な缶バッジ製造マシン
缶バッジを製作するマシンがあまり世の中に出回らないのは国内でその製造マシンを国内ではあまり作っていないからではないかと考えています。様々な理由があり今までは製造マシンを取り扱う会社も少なかったのですが今後は海外産・国産問わずのオリジナル缶バッジ製造マシンや作成キットというものも増えていくのではないかと予想しています。
そして今回はそういった今後の予想が影響している訳ではないですが、現在国内で出回っているオリジナル缶バッジ製作の大半を賄っているであろうオリジナル缶バッジ製造マシンの一部を紹介したいと思います。
オリジナル缶バッジのマシンには手動機と半自動機があります。完全に人力で全てを駆動させるタイプのマシンが手動機。製造工程の一部を電気あるいは油圧によって駆動させて人の動きを少しだけ抑えて作成ができるタイプのマシンが半自動機、と言われています。それぞれのマシンの特徴を製造元の国別に紹介していきます。
アメリカ製手動オリジナル缶バッジ製作マシン。多くのオリジナル缶バッジ制作業者がこのマシンを少なくとも1台は保有しているといっていいほどのベストセラー缶バッジ製造マシンと言えます。マシンの性能的には安価で、またかなり丈夫なマシンであることが特徴です。このタイプ製造機はお手頃だということもあり、このマシンはバンドマンで持っている人、イラストレーターさんで自分のグッズ制作用にこのマシンを保有している人も多くいます。
個人事業的に持ってる人が多いというのがこのタイプの作成マシンの大きな特徴です。
バッチリ缶バッジでもこのタイプのオリジナル缶バッジ製造マシンを販売しております。
32mm,38mm,44mm,57mm,76mmの全5サイズ展開で、缶バッジ作成に必要なパーツセットも販売しております。
そして次に紹介する缶バッジ作成マシンは・・・
同じくアメリカ製のオリジナル缶バッジ作成の為のマシン、こちらは電動型の製造機材です。半自動機と言われるマシンで、電動回転するターンテーブルと製缶のプレスを機械式で行えることが特徴です。手動機と言われるマシンとは違い人間はターンテーブルに部材を差し入れるという作業だけで製作ができる効率を重視したオリジナル缶バッジ製作マシンです。
プレス作業が手動のマシンに比べて一定な為、缶バッジの巻き込み部分に拠るしわの拠り方が一定である、これが最大の売りです。ただマシンの動きに人間が合わせる為に絵柄とピンのズレが出ないようにする為にはマシンの回転スピードを低速にする必要がある為、半自動マシンと言いながらも手動マシンに比べてそこまで早くないというのがたまに傷かもしれません。
所感では手動マシンの性能が1とするとこの半自動マシンは1.5くらい、と言ったところでしょうか。
上の反自動缶バッジ製造機械をグレードアップさせたマシンです。こちらもアメリカ製のマシン。製造の為の作業効率がアップされ、さらに中の電気系統に改良が施されていて長い時間の量産により耐えうる製造マシンとなっています。日本のオリジナル缶バッジ制作業者さんではこのマシン機材を使っている会社さんも多いのではないかと感じています。手動マシンに比べると1.5倍程度の生産効率UPとなる優秀な製造マシンと言えます。
中国製オリジナル缶バッジ手動制作機材です。これらのマシンは缶バッジパーツのサイズが30mm、35mmとミリ表記で5ミリきざみとなっています。アタッチメントを変える方式なので導入コストも安価です。こちらのマシンの所感としては少し不良が出やすい為目に見えにくい製造コストがかかってしまうという印象があります。それでも多くの国内の製造現場で使用しれている缶バッジ製造マシンです。
中国製オリジナル缶バッジ製造半自動マシン。ターンテーブル型マシンではなくスライド型になっていることが特徴です。こちらもプレスの工程のみ自動で製造が行えるので人の疲れによる稼働の低下が起こりにくいマシン機材と言えます。絵柄のズレを気にしない案件であればこちらの機材でスピーディに制作進行を進めていけます。
缶バッジ製造マシンはいろいろ
いかがだったでしょうか?多くの国内オリジナル缶バッジ制作所持するメイン4機種となります。
また国産の缶バッジマシンの優良なものがありますがこちらもいつかの機会に紹介できたらと思います。
ちなみに小型の缶バッジ製造マシンは海外ではアマゾンなんかで売られています。日本の感覚に比べると缶バッジ制作のマシンは気軽に買えるマシンなのかもしれません。海外ではいち早く3Dプリンターの10万円台で個人の方が購入できる仕様のものなども発売されていましたし、DIYやハンドメイドなど、自分で小型のマシンを駆使してモノづくりをするという文化根付いているのかもしれませんね。
皆さんも缶バッジ制作に挑戦してみませんか?
バッチリ缶バッジではオリジナル缶バッジ作成マシンの販売も行っております。
国内で手軽にマシンを購入できる場所はまだまだ少ないのが現状です。
すぐに缶バッジ制作を始められるパーツセットも販売しておりますので、是非一度覗いてみてください!
バッチリ缶バッジではどんなマシンを製造機械としているか
オリジナル缶バッジの制作事業を14年運営している私達はどのようなマシン・機材を使ってい皆様のオリジナル缶バッジを作成させていただているか。
私達は上にあげた機材全てを保有しています。ただメインの製造機械は上記の4機種いずれでもありません。
バッチリ缶バッジのメインの製造機は完全オリジナルの缶バッジ製造マシンです。缶バッジ製造マシンの完全自動化を目指して開発し、実現しました。自社製造用にしか使用していなくて、こちらのオリジナル缶バッジ制作マシンにてお客様のオリジナル缶バッジを制作させていただいています。機材の詳細は社外秘なのですが、手動機と違って完全に一定な力が加わる為全て均一のしわのより具合プレス圧の缶バッジが出来上がります。
製作スピードに関しては手動機が1としたら、半自動機が1.5、オリジナル全自動機は4程度の生産スピードを誇っています。
つまり手動機が1時間に100としたらバッチリ缶バッジのオリジナル自動機は400個程度の生産能力があるということになります。多くの短納期制作案件、スピード案件を手掛けてこれた秘訣がここにあります。
業者選びは缶バッジマシン選びとも言える
いかがでしたでしょうか?安心してご依頼いただけるパートナー様であればどのような機材を使っていると把握をしておくと良いかもしれません。私達バッチリ缶バッジは今後も、自分とチームのベストが尽くせるよう努力してまいります。
そんな技術と確かな生産体制に支えられたバッチリ缶バッジにお気軽に様々なご相談をいただければと思います。オリジナル缶バッジラインナップはこちら
大事なことはあなたにあったオリジナル缶バッジ制作業者を探し当てる事です。そのような対象に当店バッチリ缶バッジを選んでいただけたらとても嬉しい事です。
ぜひ一度どんな些細なことでも構いませんのでご相談下さい。
缶バッジマシン関連新商品のお知らせ
オリジナル缶バッジ用ロゼットが登場予定です。お楽しみに!